このクラスで学べること
・空き家を拠点としたサスティナブルな村づくりに参加できる。
・人々との交流や体験を通じて、村の文化に触れることができる。
・持続可能なコミュニティづくりに挑む下枝さんの取り組みを学べる。
・原発事故被災地の課題を知り、村の未来について地域と考えることができる。
受講無料
丹伊田 政治
下枝 浩徳
阿武隈の山の奥にある福島県葛尾村。"かづろう"と呼ばれるその村は、かつては良馬の産地として知られ、田畑が広がり、代々受け継がれてきた暮らしがあった。しかし原発事故により全村避難。1,500人しかいなかった人口は避難指示解除を経て400人ほどに。里の暮らしは奪われてしまった。
人が少ない村を存続させるためには、訪れる人が集える場所がまず必要である。旅人たちよ、村づくりの仲間となり"集いの場"づくりに挑むのだ。
プロの指導のもと、DIYしながら空き家を使って拠点を作る3回の講座。"おかぁさん"たちと郷土料理を味わい、"おとぉさん"としめ縄を作り正月の準備。あたたかなおもてなしもお楽しみあれ。
完成までの道のりは遠くとも、ともに作り上げる喜びがそこにある。豊かな自然にふれ、習わしにふれ、人と交わる。失われたいとなみを取り戻す物語へいざ旅立とう。
馬の牧場だった空き家を、DIYなどで交流の場に再生させる全3回のスクール”かづろう開拓物語”。これまで全国の学生やクリエイター、起業家などさまざまな方が参加し、多くのアイデアを出していただきました。いよいよ最終章のはじまりです!
年越しの章のテーマは"葛尾村の年越しの準備"です。葛尾村ではかつて、冬の仕事として人々が集まって藁でさまざまな生活の道具を作っていました。しめ縄もその一つです。今回は農家の丹伊田さんの指導のもと、藁を使ってしめ縄作りに挑戦。葛尾村の年越しの準備を体験していただきます。DIYは実施しませんが村の歴史や伝統を学べる貴重な機会となります。これまで参加した方も、初めての方もぜひご参加ください!
※オンラインイベントに参加できなかった方も応募できます。イベントのアーカイブはこちらからご覧ください。
※1回目のアーカイブはこちらから、2回目のアーカイブはこちらからご覧ください。
11月18、19日に”つどいの章”を開催しました。地方創生を勉強中の学生さん、建築の仕事をしている方、地域おこしをしている方などさまざまな旅人が集まりました!前回に引き続きBBQスペースに使うスツールとテーブルを制作。最初は工具に慣れず戸惑う姿も見られましたが2日目はスムーズに進み、無事に完成させることができました。夜には葛尾村に滞在しているアーティストや地元の起業家の方も遊びに来てくれて大いに盛り上がりました。「サウナを作ろう」「好きな壁紙を貼りたい」「庭でサバイバルゲームがやりたい」などアイデアが飛び交い、建築のプロがアドバイスする様子も。村の未来について語り、学び、楽しんだ2日間でした!
もっと葛尾村と関わりたい。そんなあなたは延泊も大歓迎。リアルフィールドで経験値をためていくRPGのような体験もご用意しています。村を散策するもよし。アクティビティを楽しむもよし。特別な体験“クエスト”で濃密な時間を過ごすもよし。自由に村をめぐり、深くかかわる。あなただけのストーリーを描くことができます。
かづろうとのご縁をどうぞお楽しみください。一人ひとりの物語は土地の脈拍となり、やがて村の命となるでしょう。
※クエストをご希望の方は延泊の宿泊費を1泊分補助します。
■クエストの例
■報酬の例
※延泊の宿泊、帰りのJR郡山駅までの交通はご自身で手配をお願いします。
※クエストは延泊者のための体験です。時期によって内容が変わるためご希望の方は事前にご相談ください。
■かづろうの物語をもっと知りたい方はこちらへ
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・空き家を拠点としたサスティナブルな村づくりに参加できる。
・人々との交流や体験を通じて、村の文化に触れることができる。
・持続可能なコミュニティづくりに挑む下枝さんの取り組みを学べる。
・原発事故被災地の課題を知り、村の未来について地域と考えることができる。
葛尾村は阿武隈高地の中にあり、5つの山と2つの川に囲まれた村です。都会では体験できない自然とゆったりとした時間の流れを感じることができます。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では津波による被害は免れましたが、国の全村避難指示を受けて5年以上もの間、村民は避難生活を余儀なくされました。避難指示の解除後には復興へ向けたさまざまな取り組みが行われ、胡蝶蘭の生育やニット製品の製造といった新たな産業や、自転車競技レース「ツール・ド・かつらお」、復興のシンボルとしてオープンした「復興交流館あぜりあ」などが生まれています。
現在葛尾村では将来的にサスティナブルな村を実現する「エコ・コンパクトビレッジ」をスローガンに掲げ、地域資源を活かしたエネルギーの創出、災害時の防災力の強化、地域の雇用創出・魅力の向上・ブランディングの実現などを目指す「葛尾村スマートコミュニティ事業」に取り組んでいます。
■葛力創造舎とは
葛力創造舎(かつりょくそうぞうしゃ)は、通常なら持続不可能と思われるような数百人単位の過疎の集落でも、人々が幸せに暮らしていける経済の仕組みを考え、そのための人材育成を支援する団体です。
原発事故により全村避難となった葛尾村の人口は、将来も300人程度と見込まれています。300人の村でも人々が幸せに暮らしていくためには、地域の資源を使って事業を起こし、収益をあげて地域に再投資する仕組みをつくること。そして、その循環を可能にする人材を育成することが必要だと葛力創造舎は考えています。それらを使命とし、葛尾村をはじめ、極端な過疎に悩む福島県双葉郡の原発事故被災地を中心に活動しています。
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葛尾村の下葛尾地区生まれ。平成22年まで主に葉タバコの栽培、繁殖牛の飼育、林業、農業、炭焼きをして生計を立てる。東日本大震災後、福島県内に一時避難して農業のお手伝いなどをして過ごす。帰還後はエゴマなどで農業を営む。エゴマは2016年から育て始め、葛尾村特産の「凍みもち」の原料となるオヤマボクチも1反歩育てている。先祖はトラクターがない時代に、2町歩(6,000坪)あった畑をすべて鍬で耕したとのこと。その苦労を知ったらとても草むらにはできないという想いがあり、今後もできる限り野菜を育てていきたいと考えている。
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1985年生まれ。葛尾村出身。東京電機大学、東京電機大学大学院にて地盤工学を学び、海外で井戸掘削を行う企業に勤務。2011年にUターンし、翌年、一般社団法人葛力創造舎を設立。東北芸術工科大学でコミュニティデザインを教員として指導もしている。
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葛尾村を訪れてしめ縄づくりなど葛尾村の正月の準備を体験します。地域の方との交流も楽しみながら村づくりについて語り合いましょう!
1日目
11:30 JR郡山駅集合・出発(車で送迎)
13:00 葛尾村到着、オリエンテーション、しめ縄づくり体験
16:30 宿に到着
18:00 食事会
2日目
8:30 朝食
9:15 村の正月の準備を体験
12:30 ランチ
14:00 お土産購入
15:30 葛尾村出発
17:00 JR郡山駅で解散
※車の方は13時に葛尾村に集合。2日目は15時半頃に解散。
※スケジュールやプログラムは変更になる場合があります。
チケットについて 全1料金