このクラスで学べること
- 地震・津波・原発事故という未曾有の大災害を経験した浜通りの様子を知ることができる
- 被災から13年以上が経った浜通りの復興の足取りを知ることができる
- 事故と災害により分断されたコミュニティの再建について学ぶことができる
当クラスを修了された方には「防災と復興を学ぶ、浜通りスタディツアー」受講証明NFTを授与します。
お持ちの方は、スクール受講後も、講師陣や受講者間で防災と復興の知見を交換できるアルムナイ(卒業生)コミュニティに加入することができます。
無料
下枝 浩徳
佐藤 悠平
利岡 寛也
スガ タカシ
大川 祥子
1月1日に能登半島地震が起き、8月には南海トラフ地震の臨時情報が発出、9月には能登がふたたび豪雨被害に見舞われるなど、2024年は日本が災害大国であることを改めて思い出させられる出来事が続いています。
市民の防災への意識が高まっている昨今は、行政がどのように防災に取り組んでいくのか、市民の注目が集まっている時期だともいえます。
各自治体においては、防災のためのさまざまな策が講じられていることでしょう。災害が起きているまさにその瞬間、その当日、翌日から数日以内のアクションについては、綿密なアクションプランが策定されているはずです。
では、その数カ月後から数年後についてはどうでしょうか。
街の区画をどのように管理していくのか、インフラをどう整備していくのかについては話し合われているかもしれませんが、分断されてしまう被災地のコミュニティについては議論が進んでいるでしょうか。
1月に起きた能登半島地震においてもコミュニティの分断は指摘されています。被災直後は「ユートピア」と呼ばれる助け合いの共同体が生まれますが、その後、災害時その被害の大小や地区の特性、家族構成等によりコミュニティは分断されてしまうことが少なくありません。どの地域においても、被災後しばらくするとコミュニティの分断は起きうるのです。
福島県浜通りは、それが非常に顕著に現れた地域でした。
このスクールでは、被災から13年が経った今、福島県の浜通りではどのような復興が進んでいるのか、コミュニティ再建に向けてどのような取り組みが行われているのかをオンライン講座と現地ツアーで学んでいただきます。
浜通りの例を学んで持ち帰り、自地域の「もしも」に備えてください。
本プログラムでは、大震災が起きたその瞬間から数日の間に何が起きるのか、その後人々はどのように動き、そしてどのようにコミュニティを再建していくのかを学んでいきます。
今回のプログラムは、災害後のコミュニティ再生についての学びがメインですが、葛尾村滞在中には、災害への対応・災害リスクについて、地図を作成し討議しながら学ぶワークショップ「DIG」もご体験いただきます。
「DIG」とは、Disaster Imagination Gameの略で、災害図上訓練を指します。主な目的は、参加者の防災意識を高め、災害に強いまちづくりを推進することにあります。
ワークショップの前半では、地図とペンで「塗り絵」を行い、地域の自然条件やまちの構造、地域資源を可視化し、楽しみながら把握します。これにより、地域の特性や防災に関する理解を深めることができます。後半は、リスクと課題を整理し、参加者同士でアイデアを出し合い、ハード対策とソフト対策を考える時間です。このプロセスを通じて、災害への具体的な対策について深く考え、地域全体の防災力を高める方法を学びます。
ぜひDIGのやり方を学び、持ち帰ってあなたの地域でもDIGを実施してみてください。
当クラスを修了された方には「防災と復興を学ぶ、浜通りスタディツアー」受講証明NFTを授与します。
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当クラスを修了された方には「防災と復興を学ぶ、浜通りスタディツアー」受講証明NFTを授与します。
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葛尾村は阿武隈高地の中にあり、5つの山と2つの川に囲まれた村です。都会では体験できない自然とゆったりとした時間の流れを感じることができます。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では津波による被害は免れましたが、国の全村避難指示を受けて5年以上もの間、村民は避難生活を余儀なくされました。避難指示の解除後には復興へ向けたさまざまな取り組みが行われ、胡蝶蘭の生育やニット製品の製造といった新たな産業や、自転車競技レース「ツール・ド・かつらお」、復興のシンボルとしてオープンした「復興交流館あぜりあ」などが生まれています。
現在葛尾村では将来的にサスティナブルな村を実現する「エコ・コンパクトビレッジ」をスローガンに掲げ、地域資源を活かしたエネルギーの創出、災害時の防災力の強化、地域の雇用創出・魅力の向上・ブランディングの実現などを目指す「葛尾村スマートコミュニティ事業」に取り組んでいます。
葛力創造舎(かつりょくそうぞうしゃ)は、通常なら持続不可能と思われるような数百人単位の過疎の集落でも、人々が幸せに暮らしていける経済の仕組みを考え、そのための人材育成を支援する団体です。
原発事故により全村避難となった葛尾村の人口は、将来も300人程度と見込まれています。300人の村でも人々が幸せに暮らしていくためには、地域の資源を使って事業を起こし、収益をあげて地域に再投資する仕組みをつくること。そして、その循環を可能にする人材を育成することが必要だと葛力創造舎は考えています。それらを使命とし、葛尾村をはじめ、極端な過疎に悩む福島県双葉郡の原発事故被災地を中心に活動しています。
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1985年生まれ。葛尾村出身。東京電機大学、東京電機大学大学院にて地盤工学を学び、海外で井戸掘削を行う企業に勤務。2011年にUターンし、翌年、一般社団法人葛力創造舎を設立。東北芸術工科大学でコミュニティデザインを教員として指導もしている。
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株式会社lazy style CEO
「人生の相関図を誰よりも面白く」
オーストラリアでのワーホリを終え、専門商社へ就職。その後、先輩からの甘い誘惑?に騙され...政治の世界へ足を踏み入れる。豊田真由子さんの公設秘書を含む、3人の代議士のもとで秘書を経験。
その後、秘書時代に地元の農家さんと触れる中で感じた規格外野菜の問題に課題を感じ株式会社lazy styleを起業する。
その他、月1で行う「学生×現役国会議員による国会議事堂見学&対談」も企画運営。秘書時代に培った、業種を問わない横断した人付き合いを得意としている。
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民間企業と行政組織の両方にてキャリアを形成中。
自動車部品メーカーでの営業と事業企画の経験を経て、ビジネススクールでのMBA取得。
行政では高知県庁でのIoT推進業務を経験し、現在はKDDI株式会社で地域共創と新規事業(防災DX、行政DX事業)の立ち上げに従事。
BtoC、BtoB営業、新規事業立上、防災DX、行政DX事業など、多岐にわたるプロジェクトを経験。
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大学卒業後、5年の会社員を経て、海外25ヶ国で50人以上の若者のくらしを取材するプロジェクトを敢行。フリーランス編集者を経て、2015年株式会社SAGOJOを共同で創業。SAGOJOでは創業時から「旅人だからこそできるシゴト」をつくる事業開発を担当。旅人の力を活用し、複数地域の活性化プロジェクトに携わる。2022年より、関係人口創出プログラム「TENJIKU」、教育・体験事業「SAGOJOスクール」の事業責任者。
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ライター/編集者として全国各地を取材。地域の魅力を発掘している。
食・職・飾が得意分野。
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12:15 いわき駅集合
※9:53東京発 12:07いわき駅着 ひたち7号が利用できます。
※集合はいわき駅、解散は郡山駅です。出発・解散場所までの交通費は各自でご負担ください。
※解散までの時刻にはゆとりを持たせていますが、予期せぬ渋滞などで解散時刻が遅くなる可能性があります。
15:30 郡山駅 解散
チケットについて 全1料金